ファウスト「・・・これは失礼しました。しかしホムンクルスとは。私も実物を見るのは初めてですよ」
アバ「それで・・・」
ファウスト「貴方の夫、ですか?この斧についてですが――医学よりはむしろ科学の領域でしょうねェ。ツェップの学者なら何か分かるかもしれません」
アバ「そうか・・・」
アバ「すみませんが・・・」
ポチョムキン「・・・ン?」
アバ「ツェップの・・・人ですね・・・」
ポチョムキン「如何にも。君は・・・?」
アバ「アタシはアバ・・・こっちは夫のパラケルス・・・」
ポチョムキン「夫・・・?」
パラケルス「遺憾ながら・・・そういうことになってまして・・・」
アバ「遺憾だなんて・・・どうしてそんなこと言うの・・・?」
ポチョムキン(かなり、怪しいな・・・)「・・・私と一緒に来てもらおう」
アバ「いや・・・あの・・・」
パラケルス「・・・闘気!構えろ!彼奴は相当の手練だぞ!」
↓(特殊演出)
ポチョムキン「ふむ・・・その魔斧に肉体を与えたいと」
アバ「はい・・・」
パラケルス「肉体など・・・私には不要なのですが・・・」
ポチョムキン「ツェップの技術局なら何か方法が見付かるかもしれんな・・・いいだろう。ツェップに案内しよう」
ポチョムキン「どうした?」
分岐① →「なんか・・・信用できない・・・」 →「なんでもない・・・」
アバ「なんか・・・信用できない・・・」
ポチョムキン「そうか?無理にとは言わんが・・・」
アバ「人間にしては・・・大きすぎる。骨格も不自然だ・・・特に腕とか・・・」
ポチョムキン「・・・帰れ」
エディ「!!」
アバ「うん・・・?」
エディ「体・・・見付ケタ・・・」
アバ「体?」
エディ「ソノ体・・・ヨコセッ!」
↓
エディ「ウ、ウウウウ・・・」
アバ「君も、同じか・・・」
パラケルス「これは、禁獣というやつでしょう?」
アバ「禁獣・・・」
パラケルス「聖戦時代に作られたものです。人間の肉体に宿る一種の生態兵器ですね」
アバ「コレを調べたら・・・パラケルスに体を与えられる?」
パラケルス「さあ、そこまでは・・・」
エディ「アアアアアアッ!」
アバ「あ」
アバ「ちょっと・・・」
ミリア「!! 驚いた・・・急に話しかけてくるから」
アバ「はあ・・・」
ミリア「あら?あなた怪我してるの?」
アバ「そういうわけではなく・・・」
ミリア「気を付けてね。この一帯はもうアサシン組織の領地よ」
パラケルス「アサシン!?」
ミリア「何・・・?鍵?いや、剣・・・?」
アバ「あなた、落ち着いて。アサシンなんて。いません。出ません」
パラケルス「嗚呼、滴る血の芳香!闇に光る刃!女!私をそこに案内しろ!」
アバ「そんな・・・私というものがありながら・・・」
アバ「この・・・泥棒猫!パラケルスは渡さないッ!」
ミリア「やっぱり、そうなるのね・・・そんな気はしてたけど」
↓
アバ「あ・・・」
スレイヤー「おや・・・これはこれは。ホムンクルスの君か。魔斧とはうまくやっているかね?」
アバ「う、うう・・・」
スレイヤー「どうした?別に奪いはせぬよ」
アバ「嘘だッ!」
アバ「あなた・・・やってしまいましょう。あいつは私たちの愛を裂く」
パラケルス「・・・いやいやいや。全然そんなことないですから。非常に平和的ですから」
スレイヤー「相変わらず奇怪な夫婦だ。まあ、手合わせできるなら私としては異存は無いがね」
↓
スレイヤー「ほう?その魔斧に体を与えたいと?」
アバ「うん」
スレイヤー「であれば・・・終戦管理局という組織の技術を求めるがいい。あそこならそれも可能だろう」
アバ「・・・また、嘘か?」
スレイヤー「嘘ではないが・・・正面から行っても彼らは相手にはしてくれんだろう。忍び込みでもするしかなかろうな・・・もう行ってしまったか。気の早いことだ」
アバ「ここか・・・?」
ロボカイ「オイ」
アバ「ん?」
ロボカイ「ココヲドコダト思ッテヤガル!」
アバ「終戦管理局と違うのか?」
ロボカイ「分カッテルンナラ・・・勝手ニ入ルンジャネエッ!侵入者ハ即粉砕!ソレガ終戦管理局!」
アバ「そうなのか・・・待って。忘れないようにメモしておこう」
ロボカイ「・・・めもデキタ?」
アバ「うん」
ロボカイ「ジャア――侵入者、発見ッ!粉砕ッ!」
↓ 分岐② ロボカイにリトライで分岐 通常勝利
アバ「このあたりに・・・ありそうだけど・・・」
イノ「・・・チッ!、見付かったか!」
アバ「・・・ん?」
イノ「テメェら終戦管理局・・・まとめて吹っ飛ばしてやるよ。キレイな花火になるといいなァ」
アバ「・・・吹き飛ばされるのは、困る。終戦管理局じゃないけど」
イノ「ああン?」
パラケルス「この、禍々しい念・・・気を付けろ、アバ!こいつは・・・危険だ!」
アバ「はい!あなた!」
↓(特殊演出)
アバ「あった・・・この装置を使えば・・・」
パラケルス「大丈夫なんでしょうね?本当に大丈夫なんでしょうね?」
アバ「たぶん・・・行くよ・・・!」
パラケルス「あああああッ!」
アバ「あなた、ご飯ができました。アーン、してあげる。アーン・・・」
パラケルス「アーン・・・」
アバ「美味しい?」
パラケルス「美味しい、です・・・」
アバ「良かった。たくさん食べてね・・・」
パラケルス「あの・・・」
アバ「はい?」
パラケルス「いつになったら・・・この鎖を外してもらえるんでしょう?」
アバ「だって・・・あなたがどこかに行ってしまわないかと心配で心配で・・・」
パラケルス「でも・・・これは・・・あの・・・監禁的な・・・」
アバ「はい、アーン」
パラケルス「アーン・・・」
アバ「たくさん食べてね・・・あなた」
-ED1-
分岐①
アバ「なんでもない・・・」
ポチョムキン「よし。では行こう。技術局に話を通すまではゆっくりしているといい」
アバ「暇だ・・・ん?」
チップ「さて・・・忍び込んだはいいものの・・・どこを調べりゃ選挙について分かるんだ?」
チップ「うお・・・ッ!何だ、お前!(人の気配はなかったはず・・・)」
アバ「君は・・・泥棒なのか?」
チップ「HUH?どこをどう見たら俺が泥棒になるんでい!」
アバ「でも・・・ここは関係者以外立入禁止だし・・・君はどう見ても関係者じゃないし・・・」
チップ「俺は・・・未来の大統領様だ」
アバ「笑止旋盤。抱腹絶刀。やっぱり怪しい人だ・・・泥棒は・・・捕まえないと」
チップ「なんでそうなるんだよ・・・」
↓
チップ「ゲッ!衛兵が来やがった!俺は逃げるぜ!あばよ!」
パラケルス「な、何か・・・大騒ぎになってますけど・・・」
分岐③ →「・・・アタシは悪くない」 →「・・・逃げよう」
アバ「・・・アタシは悪くない。気にしないで大丈夫」
ブリジット「アレ?こんなところに人が・・・」
ブリジット「こんにちは!」
アバ「こんにちは・・・君は、誰だ・・・」
ブリジット「ウチですか?ウチはブリジットっていいます!」
アバ「こんなところで・・・何をしている・・・」
ブリジット「講師に招かれてきたんですけど道に迷っちゃって・・・」
アバ「講師・・・?」
ブリジット「はい!昔は賞金稼ぎだったんですけどポチョムキンさんが――」
アバ「賞金稼ぎ!」
ブリジット「はい?」
アバ「どうしよう・・・私たちを狩りに来たんだ・・・」
パラケルス「えー・・・」
アバ「さらわれる・・・かどわかされる。阻止しないと!」
ブリジット「ええッ!?」
↓
アバ「・・・ふう。追い払った・・・」
パラケルス(賞金首じゃないのに・・・)
カイ「おや・・・?」
アバ「また誰かきた・・・」
カイ「これは・・・!まさか、拷問・・・!?」
アバ「・・・?」
カイ「まさかツェップでこんな・・・許されることではありません!さ、貴方!ここから出なさい!」
アバ「はあ」
カイ「これは・・・荷物ですか?随分、重たそうですね」
アバ「パラケルスに触るなッ!」
カイ「え・・・?」
アバ「さては奪いに来たな・・・渡さないぞッ!」
↓
カイ「ウッ・・・!」
ポチョムキン「どうした!何が起こっている!」
パラケルス「な、何か・・・大騒ぎになってますけど・・・」
アバ「・・・逃げよう。この国はもう嫌だ」
アバ「あ・・・」
スレイヤー「おや・・・これはこれは。ホムンクルスの君か。魔斧とはうまくやっているかね?」
アバ「う、うう・・・」
スレイヤー「どうした?別に奪いはせぬよ」
アバ「嘘だッ!」
アバ「あなた・・・やってしまいましょう。あいつは私たちの愛を裂く」
パラケルス「・・・いやいやいや。全然そんなことないですから。非常に平和的ですから」
スレイヤー「相変わらず奇怪な夫婦だ。まあ、手合わせできるなら私としては異存は無いがね」
↓
スレイヤー「ほう?その魔斧に体を与えたいと?」
アバ「うん」
スレイヤー「であれば・・・終戦管理局という組織の技術を求めるがいい。あそこならそれも可能だろう」
アバ「・・・また、嘘か?」
スレイヤー「嘘ではないが・・・正面から行っても彼らは相手にはしてくれんだろう。忍び込みでもするしかなかろうな・・・もう行ってしまったか。気の早いことだ」
アバ「ここか・・・?」
ロボカイ「オイ」
アバ「ん?」
ロボカイ「ココヲドコダト思ッテヤガル!」
アバ「終戦管理局と違うのか?」
ロボカイ「分カッテルンナラ・・・勝手ニ入ルンジャネエッ!侵入者ハ即粉砕!ソレガ終戦管理局!」
アバ「そうなのか・・・待って。忘れないようにメモしておこう」
ロボカイ「・・・めもデキタ?」
アバ「うん」
ロボカイ「ジャア――侵入者、発見ッ!粉砕ッ!」
↓ 分岐② リトライ後
クロウ「おやおや・・・これは変わった闖入者だねェ」
アバ「・・・?」
クロウ「妙な力があるようだ。興味はあるが・・・今は立て込んでてねェ。おいとま願おうかな。今すぐ」
パラケルス「これは・・・」
アバ「知ってるの?」
パラケルス「ジャ、ジャ、ジャ・・・」
クロウ「ほっほーう。喋る剣とは。レアだね。実に。俄然、興味が強くなった」
アバ「パラケルスは剣じゃないし・・・君には渡さないし・・・」
クロウ「はは。強気だね。でも無理だよ。勝てないもん。このジャスティスコピーにはね」
↓(特殊演出)
アバ「大山鳴動して食パン一斤・・・あんまり強くなかった・・・」
クロウ「なんと・・・凄いね、君!」
アバ「パラケルスは――」
クロウ「いや、いいよ。それは。もう。それより・・・ちょっと頼みがあるんだがねェ」
アバ「・・・?」
クロウ「代わりに君の望みを聞こう。どうだい?ギブ、アンド、テイクってことで」
ディズィー「あの・・・何か用ですか?」
ディズィー「キャッ!あ、危ないですよ?」
アバ「魚心あれば水すまし・・・これもパラケルスの体のため」
ディズィー「よ、よく分からないけど・・・あの・・・痛くないようにしますね?」
↓(特殊演出)
クロウ「お疲れさん。いやー、助かったよ」
アバ「じゃあ、約束通り・・・」
クロウ「ああ。その魔斧とやらに肉体を与えればいいんだろう?準備しておいたよ。いや、君は運がいい。ちょうど人格転送装置を研究中だったからねェ・・・」
クロウ「さ、そこに彼を置きたまえ」
アバ「うん・・・」
クロウ「彼の人格をこっちの男に移そう。この男のことは気にしなくていい。我々の実験体だからねェ」
クロウ「よーし・・・では・・・起動開始!」
ディズィー「う、ん・・・」
クロウ「ん・・・まずい!おい!ロボ!お姫様がお目覚めだ!早く牢に入れとけ!」
ロボカイ「ウルセェナ・・・命令スルナ!」
ディズィー「あ、あ・・・」
クロウ「ヤバイ・・・彼女の法力で装置が不安定になってる・・・」
アバ「え・・・」
クロウ「どわあッ!」
ロボカイ「ブハアッ!」
アバ「パラケルス!」
パラケルス「ん・・・む・・・」
クロウ「し、失敗しちゃったねェ・・・」
アバ「こんな姿になって・・・」
クロウ「ロボの頭に転移したか・・・ま、でも死んだわけじゃないし。装置が直ったらまた来てよ」
アバ「これなら・・・前の姿のほうが・・・良かった・・・」
パラケルス「ううう・・・」
-ED2-
分岐③
アバ「・・・逃げよう。よくわからないけど・・・」
ジョニー「おや・・・」
ジョニー「かわいそうに・・・傷付いてるんだな。痛かったろう。君もうちに来るかい?ジェリーフィッシュ快賊団へ」
ジョニー「そんな武器は捨てて・・・君にはそんな物は似合わない」
アバ「パラケルスはアタシの夫だもの」
ジョニー「・・・何だって?」
アバ「似合わないなんて・・・あり得ない!怒り神道。河豚戴天。馬鹿にしたのは許せない・・・」
ジョニー「あ・・・なんだ。ちょっと理解を超えてる?ひょっとして・・・」
↓(特殊演出)
以下スレイヤー出現と同じ
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