チップ「やれやれ。あの女、本当に投票してくれンだろうな・・・」
闇慈「・・・お。なんだ、渋い顔して」
チップ「お前か・・・」
闇慈「相変わらず大統領目指してるのか？精が出るね」
チップ「おう！お前も俺に投票してくれよ！」
闇慈「投票？選挙のことか？悪いが俺は追われる身だし選挙は無理だな・・・」
チップ「・・・そうかい」
闇慈「って、どこの国の大統領になるんだよ？」
チップ「どこの、って・・・」
闇慈「選挙制となりゃ、このへんじゃツェップくらいだろうけどな・・・」
チップ（どこでも選挙ってわけじゃねェのかよ・・・）
闇慈「ま、いいや。折角こうして会ったんだ。手合わせでもしとくか？」
チップ「・・・ん？ああ、そうだな・・・」
↓（特殊演出）
闇慈「ま、頑張りな」
チップ「選挙のことを調べた方がいいみてェだな・・・」
①分岐 →「ツェップに行ってみるか」 →「誰かに聞いてみるか」
チップ「ツェップに行ってみるか。何か分かるかもしれねェしな」
チップ「さて・・・忍び込んだはいいものの・・・どこを調べりゃ選挙について分かるんだ？」
チップ「うお・・・ッ！何だ、お前！（人の気配はなかったはず・・・）」
アバ「君は・・・泥棒なのか？」
チップ「HUH？どこをどう見たら俺が泥棒になるんでい！」
アバ「でも・・・ここは関係者以外立入禁止だし・・・君はどう見ても関係者じゃないし・・・」
チップ「俺は・・・未来の大統領様だ」
アバ「笑止旋盤。抱腹絶刀。やっぱり怪しい人だ・・・泥棒は・・・捕まえないと」
チップ「なんでそうなるんだよ・・・」
↓
チップ「ったく・・・誰が泥棒だ。しかし、コソコソ調べてもラチがあかねェな。やっぱ地道に活動するしかねェよな」
チップ「やっと見付けたぜ」
ポチョムキン「用があるなら後にしてもらおう。私は今、任務中だ」
チップ「そんなこと知らねェよ。それより、お前にも協力して欲しいんだ」
ポチョムキン「協力・・・？」
チップ「大統領になりたくてね。選挙に出たら・・・俺に投票して欲しいのさ」
ポチョムキン「フッ・・・」
チップ「WHAT THE HELL？何がおかしい！？」
ポチョムキン「いや・・・私を現大統領の臣下と分かって言っているのか？」
チップ「あたぼうよ！今の大統領の部下を取り込めば必然的に俺が大統領だろ？」
ポチョムキン「なるほどな・・・しかし、お前にそれだけの力があるのか？」
チップ「・・・試してみるか？」
ポチョムキン「いいだろう。かかって来い！」
↓（特殊演出）
ポチョムキン「これほどの力とは・・・」
チップ「どうだ？これでも大統領にはなれねェか？」
ポチョムキン「何故、大統領の座に固執する？」
チップ「決まってンだろ！世のため、人のため、だ！」
ポチョムキン「ふむ・・・それならば・・・一緒に衛士をやる気はないか？」
チップ「あン？」
ポチョムキン「ガブリエル大統領は世のため人のために尽くしておられる方だ。その方を守るのも・・・また世のため人のためということにはならないか？」
チップ「そりゃそうだけどよ・・・」
ポチョムキン「それに・・・そうやって働く中で人心を掴めば次期大統領になる道も開けよう」
分岐② →「なるほど」 →「騙されるかってんだ！」
チップ「騙されるかってんだ！舐めるなよ、トーヘンボク！今の大統領の手先の言葉に引っ掛かってたまるかよ！」
ポチョムキン「残念だ・・・」
チップ「チッ。どうすりゃいいんだよ・・・」
エディ「ウウウ・・・」
チップ「あン？」
エディ「貴様ノ体ヲ・・・ヨコセ！」
チップ「なんでい、MONONOKEかよ」
エディ「時間ガ、ナイノダ・・・ッ！」
チップ「ムシャクシャしてたとこだ。いっちょ化け物退治といくか！」
↓
スレイヤー「こんなところにいたか」
チップ「うん？MONONOKE爺ィか」
スレイヤー「そう呼ばれるのもこれが最後と思うと感慨深いものがあるな」
チップ「最後・・・？」
スレイヤー「実はこの度・・・正式に隠遁しようと思っていてね。心残りがないようつわものを尋ねては手合わせを願っているのだ」
チップ「それで俺か・・・ま、悪い気はしねェな」
スレイヤー「では・・・？」
チップ「おう！かかって来な！毅流忍術の奥義・・・たっぷりと堪能させてやる！」
↓
チップ「どうでい！」
スレイヤー「フム・・・堪能させてもらった。ところで・・・君はまだ大統領になろうとしているのかね？」
チップ「ああ。世直しのためにな」
スレイヤー「敢えて苦言を呈するなら――それはあまりに小さいな」
チップ「小さい・・・？」
スレイヤー「世直しのため・・・その志は立派だ。しかし身分に執心を抱くようでは己の無力さを認めるのと同義」
スレイヤー「己の信じる道に誇りを持つならまずは行動を起こす事だ。君は今まで・・・世直しのために何かをしてきた過去があるのかね？」
スレイヤー「それでは・・・さらばだ。もう会うこともあるまい」
チップ「俺は――」
分岐③ →「ツェップに戻る！」 →「俺にできることをする！」
チップ「ツェップに戻る！あのマッチョの言ったことは・・・間違いじゃなかった！うお・・・ッ！なんだ、こりゃ！」
ロボカイ「つぇっぷノ人間ハ断固粉砕！何故ナラ駄目ダカラ！駄目駄目駄目駄目ェ！」
ポチョムキン「クッ・・・数が・・・多すぎる・・・」
ロボカイ「オラオラァ！コナイダチョット勝ッタカラッテ調子コイテンジャネェゾォ！数デ負ケタラ増ヤスダケ！コレコソ資本主義ノ大原則！」
ロボカイ「ブベラァッ！」
ポチョムキン「お前は・・・」
チップ「助太刀するぜ！まずは自分にできることをやらなきゃな！」
↓（特殊演出）
ポチョムキン「片付いたか・・・危ないところだった。礼を言う」
チップ「いいってことよ。それより――さっきのアレ、まだ有効か？」
ポチョムキン「さっきの・・・？」
チップ「大統領の衛士になる・・・ってヤツだ」
ポチョムキン「それは構わんが・・・お前はそれでいいのか？」
チップ「ヘッ・・・気付いたのさ。大事なのは大統領になることじゃない。世直しのために何かをすることだってな」
ポチョムキン「そうか・・・では行こう！」
チップ「おう！」
チップ「おい、ポチョムキン！そっちに１匹いったぞ！」
ポチョムキン「任せろ！ムゥン！」
ロボカイ「がっでむ！」
チップ「ヘッ・・・やるな！俺も・・・負けてらんねェ！」
ロボカイ「駄目スギルッ・・・！オイ駄目博士！アノ２体ノすぺっくガデータト違イスギルダロウガッ！」
クロウ「うーん・・・まあ、アレだ。相乗効果って言うの？パワーとスピード・・・理想的なコンビだねェ・・・君らじゃ、無理だな。こりゃ」
チップ「いくらでも来な！世直しのためだ！テメェら全員――ブッ潰してやるからよ！」
-ED-
分岐①
チップ「誰かに聞いてみるか。詳しそうな奴、いねェかな・・・」
チップ「しっかし・・・誰に聞けば分かるんだ？」
ブリジット「あ！ニンジャのお兄さん！こんにちは」
チップ（一応、こいつに聞いてみるか）
チップ「あのよ・・・ツェップの大統領について何か知ってるか？」
ブリジット「ツェップですか？ウチ、難しいことはよく分からないですけど・・・今からツェップに講師として出向くので聞いてみましょうか？」
チップ「こ、講師・・・！？（こいつ・・・実は大物か？）」
チップ「頼みがあるんだけど、よ・・・」
ブリジット「はい？」
チップ「ツェップの大統領になるのに協力してくれよ」
ブリジット「ふえ？」
チップ「頼む！礼なら何でもする！」
ブリジット「・・・はあ。でも、大統領だったら芸を磨けばなれますよ？」
チップ「なに？」
ブリジット「芸が上手くいったら、お客さんがよ！大統領！って叫んでくれますから・・・」
ブリジット「そうだ！今からウチと練習しましょうか？」
チップ「なんか、違う気がするな・・・」
ブリジット「芸の道は一日にしてならず！ですよ」
↓
チップ「あんなガキでも講師様か。俺にも何か肩書がありゃァいいんだがな・・・」
クロウ「・・・何か、お困りかな？」
チップ「・・・誰だ、お前」
クロウ「僕かい？僕はクロウ。終戦管理局の者だ」
チップ「終戦管理局だと・・・」
クロウ「イエース。ところで君はたしか・・・大統領になりたいんだっけ？」
チップ「それがどうした」
クロウ「なに・・・僕たちに協力してくれれば――君を大統領にすることくらい造作もないことだよ」
チップ「・・・断る！」
クロウ「うん・・・そうだろう？イイ話だろう――って、今、何て言った？」
チップ「断るっつったんだよ！テメェ、悪党のニオイがプンプンするぜ！悪党に協力なんぞするか！ミソシルで顔でも洗って出直してきやがれ！」
クロウ「フン・・・そうかいそうかい。残念だ。あー、残念だ！」
チップ「コイツは・・・」
クロウ「強いよ、コイツ。オリジナルほどじゃないがね」
ジャスティスコピー「ターゲット、確認。モード変換。殲滅開始」
↓
チップ「ポンコツが！舐めるンじゃねェ！」
クロウ「・・・やるじゃん」
チップ「次はテメェだ！」
クロウ「それは無理。僕、弱いんでね」
チップ「ンだと・・・？」
クロウ「また会おう。ニンジャボーイ。君、なかなかナイスだよ。ククク・・・」
チップ「待ちやがれ！・・・チッ！」
ミリア「待って」
チップ「ん・・・？」
ミリア「あなた・・・最近アサシン組織と繋がってるわね」
チップ「それがどうかしたか？」
ミリア「やつらのアジトはどこ？」
チップ「お前・・・アサシン組織と敵対してるよな？」
ミリア「向こうが噛み付いてくるだけよ。私は本来、関わり合いにもなりたくないの」
チップ「だけど、敵は敵だ。俺が大統領になった暁にはあいつらが力を貸してくれるって約束なんだよ。お前にアサシンを攻撃されちゃ困るんだ」
ミリア「呆れた・・・大統領になる前から黒い組織と繋がるの？清らかな政治を行うつもりなんて毛頭ないのね、あなた」
チップ「ちょ・・・聞き捨てならねえな、ソイツは！」
↓
以下スレイヤー戦と同じ。ただし、選択肢は出ずにED2へ
分岐②
チップ「なるほど。イソガバマワレってヤツだな！OK！乗ってやるぜ、その誘い！」
ポチョムキン「いい返事だ。では行こう！」
以下ED1直前と同じ
分岐③
チップ「俺にできることをする！悔しいが、確かに今まで何もしてなかったからな！」
チップ（俺にできること・・・か）
チップ「なんだ？浮かねェ顔してやがんな？」
梅喧「失せな」
チップ「お前・・・たしか、仇討ちしてんだっけ？」
梅喧「それが何だ？」
チップ「やめときな。つまんねェよ。そんなもん」
梅喧「なんだと・・・」
チップ「俺もそういう時期があったぜ。復讐のことしか頭になかった。でも終わってみりゃ虚しいもんだ。なんだっけ・・・？たしか・・・ショギョームジョー？」
梅喧「わかったような口を聞くんじゃねェよ。若造が！」
↓（特殊演出）
梅喧「チッ・・・こんなガキに・・・！」
チップ「なあ・・・俺に協力する気はないか？」
梅喧「協力・・・？」
チップ「復讐なんかじゃない。世のため人のために・・・その力、使おうぜ」
梅喧「どうするってんだ？」
チップ「考えがあるのさ・・・」
組織員「・・・連れて参りました」
チップ「話してくれ」
？「私の夫は――政府の高官に騙され全てを失いました。奴は今も私服を肥やし・・・夫と同じような犠牲者も次々に出ています・・・お願いです！政府高官マルコに鉄槌を・・・！」
梅喧「そいつはどこにいる？」
組織員「既に調査済みです」
チップ「HA！話が早ェな！」
ヴェノム「御婦人・・・貴方の晴らせぬ恨み・・・我らが晴らそう」
梅喧「行くか・・・」
チップ「ああ・・・仕事の時間だ！」
-ED2-
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