紗夢「・・・うーん。ニホンの料理も勉強した方がお客さん増えるかもネ・・・」
紗夢「あ」
梅喧（また妙なのが来やがった・・・）
紗夢「お前、確か、じゃぱにーずネ？」
梅喧「またその話かよ・・・」
紗夢「アタシの店、世界各地の料理取り入れる事にしたヨ。お前、日本の料理教えるネ」
梅喧「料理だァ？知るかってんだ」
紗夢「・・・ははーん。お前、料理できないアルナ？」
梅喧「バッ・・・そうは言ってねェだろうが！」
紗夢「いいアル。誤魔化さなくても。よく見たらなんかガサツだし。聞く相手間違ったネ」
紗夢「はわッ！？何するカ！？」
梅喧「上等だ・・・料理してやるからじっとしてな！」
↓
紗夢（ひどい目に遭ったアル・・・ニホン人、狂暴ネ）
ファウスト「おや・・・随分お疲れのようですね」
紗夢「ん？ちょうど良かった。あなたもうちの店来るね」
ファウスト「お店？確か・・・料理屋さんでしたか？」
紗夢（・・・この人、口あるアルカ？）
紗夢「いや・・・やっぱ、いいアル（エイリアンに出す食べ物は置いてないネ）」
ファウスト「はあ・・・ところでお疲れなら治療して差し上げましょうか？」
紗夢「お願いできるアルカ？」
ファウスト「少々荒っぽくなりますよ」
↓（特殊演出）
紗夢「あー、体が軽くなったネ！あの医者、気持ち悪いけど腕はサイコー」
ロボカイ「ムム」
紗夢「ん？」
ロボカイ「ぴこーん、トキタ。ソノぼでぃ・・・非常ニばっちりスギル！」
紗夢「何だ、お前カ。お前、ロボットだからお客にならないネ」
ロボカイ「馬鹿ニスルデナイ。食物ヲえねるぎー変エル機能クライ、実装済ミデアル！」
紗夢「へー。それよりお前、うちの店で働かないカ？ロボットだから給料いらないネ」
ロボカイ「ナンタル理不尽！ッテイウカ任務中ダッタ！貴様ヲ連行スルノダ！」
↓
紗夢「・・・壊れちゃったアル。ボロいロボットじゃ店員には使えないネ」
クロウ「やっぱロボカイじゃ無理か・・・」
紗夢「ん？お前、誰アルカ？」
クロウ「僕はクロウ。終戦管理局の支部長だよ。よろしく」
紗夢「ハイ、ヨロシク」
クロウ「ちょっと協力してもらえる？データを取りたくてねェ」
紗夢「協力？してもいいけど見返り必要ネ。タダじゃ嫌アル」
クロウ「素直でいいねェ。僕はそういうの好きだよ。何が欲しい？」
紗夢「お前、支部長なら偉い人ネ。見返りにうちの店に通い詰めて欲しいヨ」
クロウ「・・・そんなことか。オッケー、オッケー。じゃ、始めようか」
紗夢「なーんか変なロボット。愛想ないネ」
クロウ「まだ試作段階なんでねェ・・・ちょっと、戦ってみてもらえる？」
↓（特殊演出） 分岐② 一撃か否か 通常勝利
クロウ「ふーん。結構強いね、やっぱ」
紗夢「これでいいカ？うちの店来るネ」
クロウ「ああ、行く行く。行くけど・・・今日は忙しいんでねェ」
紗夢「駄目アル！私、今日約束守ったネ！お前も今日守るのが筋ヨ」
クロウ「君の国じゃそうなの？僕んとこは違う文化だなあ。じゃ、そういうことで」
紗夢「待つネ！」
クロウ「は、速ッ・・・ジ、ジャスティィスッ！」
ジャスティスコピー「ギ、ギ・・・モード、変換。逃亡、開始」
クロウ「飛ばせ！飛ばせ！追い付かれる！」
紗夢「うー・・・これじゃタダ働きアル・・・あのロボットぶち壊しとけば良かったネ・・・」
紗夢「やっぱり美形の店員を置くアルカ・・・そしたら若い女どもがイッパイ店に来るヨ」
ブリジット「あ、中華のお姉さん！こんにちは！」
紗夢「なんだ、子供カ。子供に用はないネ」
ブリジット「ほえ？何の話ですか？」
紗夢（でも・・・美形は美形アル）
紗夢「アナタ、うちの店で働く気はないカ？5年経ったら若い女が放っとかないヨ。そしたらうちの店、繁盛」
ブリジット「あ、あの・・・ウチ、芸人なので・・・店員さんとかは・・・」
紗夢「駄目。もう決めたアル！お姉さんの言うこと聞くヨロシ！」
ブリジット「あわわ・・・なんか、目が怖いです・・・」
↓（特殊演出。声のみ）
紗夢「ブリジット！２番テーブル、料理上がったヨ！」
ブリジット「はーい！今行きますー！」
紗夢「予想通り、女の客が増えて商売繁盛・・・でも男の客も妙に増えたのはよく分からないアル・・・ま、いいカ。繁盛は繁盛ネ」
紗夢「ブリジット、まだ子供だから給料は安くて済むし・・・アタシ、経営の天才！」
ブリジット「紗夢さん！お客様２名様入りまーす！」
紗夢「了解ネ！」
-ED-
分岐①
紗夢「じゃあ今から勝負するネ。勝った方の言うことを聞くってのはどうアルカ？」
チップ「あー、分かったよ！やってやるよ！これも大統領になるためだ！」
↓
紗夢（逃げやがったアル・・・）
紗夢「ん・・・？そこのアナタ」
カイ「どうかしましたか？」
紗夢「うちの店、新装開店したネ。サービスするから来るといいヨ」
カイ「そうですか・・・しかし今は公務中。またの機会に・・・」
紗夢「そんなこと言わないヨ。いい男が来たらお店繁盛。これも人助けネ」
カイ「いえ・・・本当に今は時間がないんです」
紗夢「それならしょうがないネ・・・無理矢理でも連れてくアル！」
カイ「な、何故そこまでして・・・」
↓（特殊演出）
紗夢「どうしてみんな逃げてくアルカ・・・」
紗夢「ん・・・お前、確か火の法力得意ネ」
ソル「あァ？」
紗夢「うちの店で働くヨロシ。コンロいらなくなるネ」
ソル「うぜェ・・・」
紗夢「ん？嫌か？でもお前働いてないネ。無職。無職良くないアル」
ソル（・・・殴るか）
紗夢「な、何か目が怖いアル・・・」
↓
紗夢（危ないトコだったヨ・・・）
ジョニー「おや・・・これは麗しいお嬢さん」
紗夢「お前は・・・うちの店に来てくれるカ？」
ジョニー「店？行くさ。君とだったら、地獄までもね」
紗夢「本当アルカ！？じゃあ、早速行くアル！」
ジョニー「おやおや・・・随分積極的だね・・・自分から手を繋ぐなんて・・・」
メイ「ジョニィィ！」
ジョニー「ん・・・」
メイ「何やってんの！エイプリルがカンカンだよ！」
ジョニー「あー・・・これはだな・・・」
メイ「ほら！さっさと来る！お小遣い減らすからね！」
紗夢「・・・そこのガキンチョ」
メイ「ん？何？」
紗夢「お前、何の権利があってアタシの客取るカ」
メイ「権利って・・・」
紗夢「問答無用アル！商売敵は許さないネ！」
↓（特殊演出）
メイ「あ！ジョニー、また消えた！もう！フラフラしてばっかなんだから！」
紗夢「・・・うう。うちのお客が・・・」
以下ED1のファウスト戦と同じ
分岐② 一撃後
紗夢「約束アル。さ、うちの店に来るネ」
クロウ「今から？それは無理だよ。無理無理。僕も忙しくてねェ・・・」
紗夢「約束守らないのは良くないヨ。さ、来るネ・・・」
クロウ「いや、悪いねェ・・・今度ちゃんと行くから――って！いつの間に僕の服を！引っ張るな！コラ！」
クロウ（こんな速さ・・・データにないぞ・・・）
紗夢「食が細そうだけどサービスするヨ。満漢全席ネ（御代はしっかり頂くケド・・・）」
クロウ「離せって！こらこらこら！本当に。頼むよ。お願い」
紗夢「うるさいヨ。約束は約束ネ」
クロウ「はうッ・・・！」
紗夢「これで静かになったアル」
ポチョムキン「そこの君」
紗夢「何か用カ。アタシ、急いでるヨ」
ポチョムキン「君が担いでいるのは私が追っている男なのだ。身柄を引き渡してもらいたい」
紗夢「駄目ヨ。この人、うちのお客。渡せないネ」
ポチョムキン「その男は・・・世に仇なす存在なのだ」
紗夢「そんなこと関係ないヨ。お客はお客」
ポチョムキン「仕方ない・・・あまり手荒な真似はしたくないのだが・・・」
↓
紗夢「はあ・・・もうちょっとで着くアル。このオッサン・・・見た目の割に重いネ。大変ヨ」
アクセル「おや・・・チャイナ服のねーちゃん。そんな男抱えてないで俺と遊ぼうよ」
紗夢「邪魔しないアル。アタシ今から店に戻るネ」
アクセル「店って・・・中華料理だっけ？そう言えば、腹減ったな・・・」
紗夢「本当カ？じゃあうちの店に来るヨロシ」
アクセル「そりゃいいけど・・・」
紗夢「好！じゃあ、勝負ネ！」
アクセル「勝負？なんで？」
紗夢「負けた方がこのオッサン抱える係り！」
アクセル「え～・・・」
↓（特殊演出）
紗夢「さ、食べるネ」
クロウ「やれやれ・・・参るよ。忙しいって言ったろう。迎えに来てもらわないと・・・」
アクセル「んー。このおっさん・・・どっかで見たような・・・」
ロボカイ「駄目ハカセ！迎エニ来サセテンジャネェ！使エネェナ！ボケェ！」
アクセル「ゲ。コイツは・・・」
クロウ「うるさいよ、君。いいから帰るぞ」
紗夢「ちょっと待つアル！お代がまだネ」
クロウ「無理矢理連れて来てそんな理屈はないねェ・・・」
ロボカイ「コンナ店、壊セバイージャン」
紗夢「なッ・・・そんなこと、許さないアル！」
アクセル「・・・あ、ヤバい。俺、飛んじゃうかも・・・」
クロウ「・・・なぬ？」
アクセル「・・・なんで、みんながついてきてんの？」
クロウ「おそらく・・・ロボカイとそこのお嬢さんのエネルギーが触媒になって――巨大な時空転移の渦が出来上がってしまったということなんじゃないかと・・・」
紗夢「そんなことどうでもいいネ！ここはどこアルカ！？」
アクセル「さあ、ねえ・・・とりあえず・・・人はいないよね」
ロボカイ「駄目博士！元ニ戻ル方法考エロ！サッサト！」
クロウ「急かすなよ・・・考えてるから・・・」
アクセル「俺、知ーらないっと」
紗夢「こんなところじゃ商売繁盛なんか絶対無理ヨ！どうしたらいいアルカーッ！」
-ED2-
PR
